ボードゲームレビュー〜サンドキャッスル〜
サンドキャッスル Fine Sand 【アークライト】
「誰よりも早くカードを引き切るレースゲーム」
“デッキ構築”ゲームといえばボードゲームの1ジャンルとなっているが、このゲームは構築されているデッキのカードをプレイしたり、他のプレイヤーにプレゼントし、デッキのカードを減らしていき、全てのカードを引き切り“デッキを解体すること”を目指す。
各手番では、
1.山札からカードを補充する
2.手札のカードをプレイする、または更に山札からカードを補充する
3.上限枚数以内になるように手札を捨てて調整する
を繰り返していく。
よくあるゲームでは、これを各プレイヤー毎に行うのだが、このゲームでは各プレイヤーが同時進行で上記3つのことを行い、全プレイヤーが3まで終えると始めの1に戻るのだ。
これにより他のプレイヤーの順番を待つ時間があまりなく、段々各プレイヤーがデッキのカードを減らしていき、スピーディな展開となる。
そして気付いたら自分がカードを引ききっていることや、他のプレイヤーが引ききったことを宣言することがあるのだ。
この手順にソロプレイ感があるのだが、うまく手札を回してデッキの枚数をどんどん少なくしていくと、手番での達成感やうまくやれているという楽しさを感じられるのが、このゲームの面白いところだ。
スピーディに遊べることから、1ゲーム終えるともう一度となる魅力もある。
そして、このゲームにはソロプレイモードがあり、1人で遊べるだけでなく、全10回のキャンペーンモードもある。
1人で良い記録を目指して遊ぶのも良し、同じメンバーで繰り返しキャンペーンモードを遊ぶのも良しと色々な遊び方ができるのだ。
1ゲーム30分で、少し独特な仕組みを楽しむことができるゲームである。