ボードゲームレビュー〜パール〜

パール Pearls 【Abucus

「同じ種類の真珠カードをより多く、より早く集める」

 

 

自分の番にやれることはたったの2択。

場に出ている同じ種類の真珠カードを全て取るか、手札の真珠カードをプレイするか。

 

たったそれだけなのだが、このゲームの悩ましいところは、手札が10枚までしか持てず、10枚を超えるように真珠カードを取ることができないというところ。

つまり、場に欲しい真珠カードがあっても、手札に余裕がないとそれを取ることができないのだ。

そして集めたカードはジョーカーの真珠カードを除き、1種類しか同時に出すことができない。

これにより、どう手札を調整するのかを悩まされる場面が多い。。

プレイした真珠カードは、カードに書かれた数字がそのままプレイヤーの得点となるが、それに加えて、場に残っているネックレスカードに書かれた数と同じ枚数の真珠カードをプレイできると、ボーナスでそのネックレスカードも獲得できる。このネックレスカードの数字もそのまま点数になるのだ。

ならば、より多い枚数を集めてセットを作りたくなるのだが、このネックレスカードは早い者勝ちでの獲得となる。

自分が7枚のセットを作ろうとしたら、自分より前のプレイヤーに先にセットを作られて、ネックレスカードが無くなるということもある。ここにレースの要素もあるのだ。

うまく手札を調整する悩ましさ、いつ手札をプレイしてセットを作るかの悩ましさ。

この2つの悩ましさがとても面白い作品。

そして意外に重要になるのが、誰がどのカードを取ったか、誰がいつどの種類の真珠カードをプレイしたのかが、集める真珠カードを選ぶ1つのポイントにもなる。

 

山札の最後のカードが場に補充されるか、場のネックレスカードが無くなると、各プレイヤーが1回ずつ手番を行い、ゲーム終了となるが、最後に手札に残ったカードの数字がそのままマイナス点にもなり、ゲームの終了を見据えて、手札を補充しすぎずどこで終わらせるかの着地点を考えるのも面白い。

 

2〜6人で遊ぶことができる点、ルールが簡単な点、1プレイ15分程と、ファミリーで遊ぶのにも、ちょっと空いた時間に遊ぶのにも活躍しそうな作品。

 

このゲームのデザイナーのChristian Filre氏とKnut Hppel氏はAMIGO社から「3×8(スリーバイエイト)」というソリティアライクなゲームも出している。

こちらもパールに似て適度なプレイヤー間のやりとりとレース感、そして少しの不自由な場面での選択が楽しい。

今後もどんなゲームを出すかが楽しみなコンビである。

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