パッチワーク 日本語版 (Patchwork)

2人で楽しめる駆け引きゲーム

■パッチワークを駆使して行う2人での駆け引きにハラハラドキドキ

パッチワークとは、さまざまな布を使って1枚の布に作り上げていく縫い方の技術と布の組み合わせ方にセンスが問われるものであるのはよく知られています。

高級な布で作り出されるパッチワークは、芸術家たちがこぞって取り組むほどで、今や芸術作品まで存在するくらいです。

興味はあるけれど、とても自分には作れそうにないという人には、ゲームで楽しむのがおすすめです。

ドイツの有名な箱庭系ボードゲーム・アグリコラを作り出したウヴェ・ローゼンベルクが考え出したパッチワークによるゲームは、その名も「パッチワーク」で日本語版が日本でも販売されています。

ボードゲームの名匠と呼ばれる人物が作り出しただけあって、単にパッチワークを作り上げていくだけではない魅力満載のゲームで、パッチワークを作っていくだけなんておもしろくなさそうと思っていたら大間違いです。

2人で遊ぶボードゲームなので、緊張感も味わえて、ハラハラドキドキしながら楽しめます。

ボードゲームはどちらかといえば4人くらいで楽しみながらするというイメージですし、「アグリコラ」のように大人数でプレイするとより楽しいというものが多いなかで、2人による対戦型というのはなかなかに緊張し、その緊張が楽しいというのですから、やってみる価値アリです。

■ルールはいたって簡単、でも実際には難しい

「パッチワーク」のルールはいたって簡単で、9×9マスのゲームボード上に、より素晴らしいパッチワークキルトを作ったほうの勝ちです。
とはいえ、そこはゲーム、そう簡単に自分の思い通りにパッチワークを作成させてはくれません。
見た目は簡単に見えても、実際にプレイしてみると思っていた以上に手ごわいことに気づくでしょう。
とはいえ、その手ごわさがまた楽しく感じられるのですから、実にうまく作られているものです。
ゲームの進め方の基本は、ターンごとにぐるりと配列されたランダムな布地タイルのなかで、コマのある場所から時計回り方向に3つ先までの布地タイルを1枚選んで獲得し、そこにコマを進めるか、パスするかを選択します。
布地タイルを1枚獲得するときは、その代価にボタンを支払うというのも、「パッチワーク」ならではのおもしろ要素です。
獲得した布地には時間が描かれていて、その時間分だけ時間ボードにある自分のコマを進めます。
そして、獲得した布地を自分のゲームボードに配置するという仕組みです。
パスをするとボタンがもらえるため、布地タイルを獲得するにはある程度パスも必要なのですが、パスした分だけ時間が変わってきます。
相手よりも早く時間を進めることも重要な要素になることから、布地を手に入れるパスと時間をどう配分するかが勝敗の決め手です。

■頭を使うボードゲーム

単にパッチワークを作り上げていくだけかと思っていたら、そこはさすがボードゲームの巨匠が作るだけあって、一筋縄ではいかない要素が隠されていました。

ちょっと難しそうに感じるところもありますが、頭を使うボードゲームとしてはイチオシで、駆け引きのあとにでき上がるパッチワークの出来栄えも楽しみでしょう。

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