トランスアメリカ&ジャパン TRANS AMERICA&JAPAN Winsome Games
「日本マップと追加カードでよりエキサイティングに」
■他のプレイヤーに歩み寄る形で合流するか、自分専用の線路を敷いて自分のみ有利な展開にするか
デロンシュ作のトランスシリーズとヨーロッパとアメリカの2つのマップであったが、それに今回は日本マップが加わった。
スタート位置を決めたら、手番でのこれまでのトランスシリーズと同じく線路を2本敷くのみ。
自分のスタート位置からどこに伸ばしていくか、他のプレイヤーに歩み寄る形で合流するか、自分専用の線路を敷いて自分のみ有利な展開にするかと、手番では2本線路を敷くのみであるが、どうゲームを進めていくかがシンプルながらとても悩ましい。
そして日本マップが加わったことにより、目的地の場所がわかりやすく遊びやすくなっている。
また、アメリカマップでも地名がカタカナ表記になっており、遊びやすい。
そして、元のトランスシリーズと異なる点は、ラウンド終了時が減点式ではなく加点式に変わったところである。
これまでは足りない本数がペナルティであったが、目的地までの足りない本数により、加点式となり、もう負けてしまうという緊張感よら、早く勝利ラインまで進めたいというレース感覚が強くなり、遊べる年齢層が広くなった印象を受ける。
また新要素として、追加カードを入れて遊ぶこともできるようになった。
この追加カードはラウンド毎に追加ルールを設けるもので、奇数手番と偶数手番により敷ける線路の数が異なることや、全プレイヤー1色の目的地カードを左隣のプレイヤーに渡すなど、より戦略的に手番を進められるゲームへと変わりエキサイティングな展開になることも。
6人まで遊ぶことができ、幅広い年齢層で遊べる。
ファミリーや家族が多いゲーム会でも重宝しそうなゲームでオススメだ。